2019年3月8日金曜日

「力なき者に力を」「使徒言行録」1章8節より「証人」

「証人」

あなたがたは私の証人となります。
(「使徒言行録」18節より)

若い給仕は、ある客が深く悲しみに沈み硬直している様子に気がつきました。
給仕はその人のもとに持っていった皿の下に、そっと紙切れをおきました。
そこには
「苦しんでいる人にイエス様はこう言われます
「私の恵みはあなたに対して十分です」
(「コリントの信徒への第二の手紙」129節より)」
と書いてありました。
この御言葉に力づけられて、
このレストランの客は試練に耐えることができました。

証人は自分が見聞きしたことを伝えます。
あの給仕はキリストの証人でした。
そして、自分が実際に体験した福音の慰めと力を
他の人たちにも分かち合おうと思ったのです。

私たちもまた証人です。
問題なのは「私たちはどのような証人であるか」ということです。
「あなたはあまりにも声高に振る舞うので、
その言葉は聞き取れなくなってしまう」
などと言われる場合もありましょう。

しかし、たんなる行いだけでは足りません。
言葉も必要です。
「信仰は聴くことから、しかし、聴くことはキリストの御言葉を通して」
(「ローマの信徒への手紙」1017節)だからです。
「イエス様は私を御自分の血によって罪から解放して、
私に平和と喜びを与えてくださった」
と周りの人々に宣べ伝える証人たちを、
聖霊様は最大限に用いてくださいます。

救い主についていつも語りなさい
十字架で死なれた方について
他のどんなことより大切なのは
恵みによって恵みを受けたこと

(祈り)神様がどれほど大いなる御業を私に行われたか、
私が説得力を持って周りの人たちに証することができるように、
聖霊様、どうか私を助けてください。
(関連聖句)「ヨハネによる福音書」92238