2018年5月4日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「詩篇」108篇2、4~5節(その3)

私の心は用意ができています、
神様。私は歌い、賛美したいのです。
(中略)
主よ、
私は民の中であなたに感謝し、
人々の中であなたを賛美します。
なぜなら、
あなたの恵みは天に及ぶほど大きく、
あなたの真理は雲にまで及ぶ(ほど大きい)からです。
(「詩篇」108245節)(その3)

私たちが神様にお返しできるものは賛美と感謝だけです。
というのも、
私たちは他のすべてのものを神様からいただくからです。
すなわち、
恵み、御言葉、仕事、福音、信仰など、
ありとあらゆるものです。
 
感謝の気持ちを
神様に対してだけではなく
人々に対しても示すのが、
キリスト信仰者の心です。

心の祈りがなければ、
口先の祈りはくだらないつぶやきにすぎません。
しかし、
口に出しての祈りを軽んじてはいけません。
ただ、それが心の祈りとして出てくるように心がけるべきなのです。


キリスト信仰者は、
神様を誠実なお方として信じるのと同じ確信を持って、
自分の祈りが(神様に)聴かれることを信じなければなりません。