2018年3月9日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「ヨハネによる福音書」1章14節(その1)

御言葉は肉となり、
私たちの只中に住まわれました。
私たちはこの方の栄光を見ました。
それは独り子が御父からいただいた栄光であり、
恵みと真理に満ちていました。
(「ヨハネによる福音書」114節)(その1)

神様の御言葉は、
まるでどのような力をもってしても押し留めることができない急流のようです。
御言葉は、
いわば自然の力によって信仰者を救いの幸いにあずかるようにします。
しかし、御言葉は、
それを信じない者を呪い粉砕します。
こうなるのは、
この御言葉の主には神の知恵と力と義があるからです。


誰も聖書を、
私たちの理性に基づいて評価したり批判したり
理解したり解釈したりするべきではありません。
むしろ、祈りをもって熱心に熟考し把握しようと努めるべきです。
試練とサタンは、
人が訓練と経験を積むことで多少とも聖書を学んで理解するきっかけを与えます。
こういうことでもなければ、
人はいくら聴いても読んでも、
聖書を少しも理解できるようにはならないでしょう。

唯一の師であり教育者である聖霊様が共にいて、
私たちを教えてくださる必要があります。
そして、弟子であり生徒である者は、
この教育者から学ぶことを恥じるべきではありません。