2017年11月24日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「ヨハネの第一の手紙」4章8~9節より(その2)

神様は愛であられます。
愛のうちに留まる者は、神様のうちに留まり、
神様はその人のうちに留まってくださいます。
神様がその独り子を世に遣わして、
この御子を通して私たちを活きるようになさったところに、
神様の愛が私たちに明らかに示されています。
(「ヨハネの第一の手紙」489節より)(その2)

神様は愛です。

神様の本質は愛に他なりません。
もしも誰かが神様の本質をついた絵を描きたいなら、
その人は、
神様の本質が火の入ったオーブンや
天地を満たす激しい愛として描写された、
愛のあふれる絵を仕上げなければなりません。


「神は愛なり」とはどういう意味か、
次のようなことを通して見ていくことができます。
目を開きさえすれば、
誰であれ否応なくそれらを見るし理解することになります。
神様の賜物は、日々どこに目を向けてもあなたの眼前にあるからです。
太陽と月や、光に満ちた天空があり、
地一面には木や草、穀物や様々な植物が生えています。
それらはあなたに食べ物として備えられ与えられたものです。

同様に、
父や母、家や財産があり、
この世の統治機関を通して平和と安全が与えられています。

これらすべてに加えて、
神様はあなたのために愛する御子を賜り、
あなたを福音の力によって
あらゆる悲惨と困苦の中から天の我が家へと導いてくださいます。

神様には、
あなたのために行うべきことがまだ何か他にもあるのでしょうか。
これよりもさらによいことを、
あなたは神様にお願いすることができましょうか。