2017年4月7日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「ヤコブの手紙」4章1~2節(その2)

あなたがたの中の戦いや争いは
いったいどこから生じるのでしょう。
あなたがたの肢体で戦いを起こす
あなたがたの欲望のせいではありませんか。
あなたがたは欲しますが、何も得られません。
あなたがたは殺したり、熱望したりしますが、
手に入れることができません。
あなたがたは争い戦います。
あなたがたは求めないから得られないのです。
(「ヤコブの手紙」412節)(その2)

質問。
もしも私の主君に戦争を始める正当な理由がない場合には、
どうすればよいのでしょう。

答え。
もしも主君が間違っていることをあなたが確実に知っている場合には、
あなたは人間よりも神様を畏れ、神様に従わなければなりません。
また、戦争に従軍してはいけないし、それに協力してもいけません。
そうしないと、
あなたは清い良心で神様の御前に立つことができなくなるからです。


自分のほうから戦争を始めたり、仕掛けたりしてはいけません。
願わなくても、戦争はあまりにも速やかに自ずと起きてしまうものだからです。
可能なかぎり、平和を守る努力をしなければなりません。