2017年4月3日月曜日

マルティン・ルター「活きるために」「ヤコブの手紙」4章1~2節(その1)

あなたがたの中の戦いや争いはいったいどこから生じるのでしょう。
あなたがたの肢体で戦いを起こすあなたがたの欲望のせいではありませんか。
あなたがたは欲しますが、何も得られません。
あなたがたは殺したり、熱望しますが、手に入れることができません。
あなたがたは争い戦います。あなたがたは求めないから得られないのです。
(「ヤコブの手紙」412節)(その1)
 
もしも人がキリスト信仰者、神様の子どもでありたいならば、
戦いや諍いを自分から仕掛けないようにするだけでは十分とはいえません。
キリスト信仰者はどこであれ平和のために尽力し勧告しなければならないのです。
たとえ自分のほうに戦う正当な権利や理由がある場合でも、それは変わりません。
しかし、あらゆる手段を尽くしても何ら状況が改善しない場合には、
国やそこに住む人々を守るために正当防衛を行使する理由が十分あります。

神様がこの世の上に立つ支配機関をお定めになったのは、
それが平和を破壊して戦いを始めるためではなく、
平和を運用して戦いを阻止するためなのです。


世の愚かな諸侯は思い上がった気まぐれから戦争を始めます。
その目的は国と国民を守るためではなく、
互いに争い合うようにけしかける自分自身の欲望を満たすためです。
そのような時局では、彼らの思い上がった気まぐれのせいで、
一般人男性は不本意ながら、
国や国民を破滅させる嫌な役割に甘んじなければならなくなります。