2014年8月15日金曜日

「ルターの祈りの本」 神様の御言葉の中で守られることについて(その3)


神様の御言葉の中で守られることについて(その3)



主なる神様、
もしもあなたが私たちを躓くままに放置なさるならば、
私たちはいったいどのような者に成り果てることでしょうか。
もしもあなたが私たちから御手を取り去るならば、
私たちはいったい何をしでかすことでしょうか。
もしもあなたが私たちを霊的に照らしてくださらなければ、
私たちにはいったい何ができるというのでしょうか。
たちまちのうちに、
学識のある者が子どもに、
有能な者が道化に、
賢い者が愚か者に変わり果てることでしょう。

あらゆる御業と裁きにおいて、
あなたはどれほど畏れられるべきお方でしょうか!
暗闇に不意打ちされないように、 
私たちが光あるかぎり光の中を歩むことができるように、
どうかお計らいください。

多くの者は躓き、
恵みに飽きてしまい、
冷たくよそよそしくなります。
それは、
彼らが悪魔にだまされて、
「自分は完全であり全部自分の力でできるので、
何の心配も要りはしない」、
と思い込んで、
怠け癖がつき、
感謝の心を忘れ、
あっという間に以前よりも悪い状態になってしまうからです。

ですから、
どうか私たちが燃える信仰に留まりつづけ、
そうして、
私たちのまことのただひとりの助け主、キリスト・イエス様にあって
日々成長していけるように、お計らいください。

アーメン。