2025年10月27日月曜日

「力なき者に力を」「ヨハネの第一の手紙」1章7節「交わり」

「交わり」 

しかし、

神様が光の中にいるように

私たちも光の中を歩くならば、

私たちは互に交わりをもち、

この方の御子イエス様の血が

すべての罪から私たちをきよめます。 

(「ヨハネの第一の手紙」17節)

 

キリスト信仰者同士の交わりはとても大切です。

それはキリストにおける交わりです。

教義と信仰告白における交わりです。

このような交わりの中で真の友情が形作られていきます。

 

キリスト信仰者同士の交わりは神様からの尊い賜物です。

それが家族の中や複数の家族間で実現するとき、

「私たちは同じ信仰を持つ人々の集まりの中に入っている」

という実感が様々な形で強められていきます。


主イエス様の真の教会は

キリスト信仰者たちの一致団結に基づいて築かれます。

実のところ、

ルター派の信仰告白書(「ルーテル教会一致信条書」)に書いてあるように、

キリスト信仰者たちこそが「教会」なのです。  

 

キリスト信仰者は御言葉と聖礼典の力によってイエス様を信じて生きています。

彼らは互いに支え合い、悲しんでいる人を慰めます。

また、共に励まし、理解し、喜び、嘆きます。

彼らはまた互いに助言し合い、注意し合います。

 

不信仰な者たちとの交わりは人を罪に堕落させる危険をともないます。

間違った友人関係は人を神様の御言葉と救い主から引き離します。

御言葉を聴いても何も心に響かなくなります。

信仰と祈りに対して冷淡な態度をとるようになります。

この世的なものへの愛着が湧き出てきます。

しかし、それは神様に敵対することなのです。

この世の子らのよい友人になるくらいだったら、

ひとりきりになるほうがよっぽどましです。

しかしその一方で、

実の兄弟よりも忠実な友人たちも存在します。

そのような友人たちは神様からの賜物なのです。

 

(祈り)

主よ、

交わりについて、また信仰の兄弟姉妹についてあなたに感謝します。

どうかこの交わりの中で私が生きていけるようにお助けください。

そして、よいキリスト信仰者の友だちを私にお与えください。アーメン。

(関連聖句)「サムエル記上」1814