「喜んでいる民」
喜びをもって主に仕えなさい。
歓喜の声と共に主の御前に来なさい。
(「詩篇」100篇2節)
喜びはキリスト教の信仰に特徴的なことです。
暗い考えや否定的な態度は
キリスト信仰者に関する正しいイメージではありません。
多くの苦しみの最中にありながらも喜んで生きていた人々について
新約聖書は証言しています。
「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。
繰り返して言うが、喜びなさい」
(「フィリピの信徒への手紙」4章4節)
と主の使徒は奨励しています。
イエス様を通して、
私たちは神様と仲直りさせていただけるし、
私たちの罪は赦されるのです。
イエス様の血を通して、
私たちは自分の成し遂げたこととはまったく無関係に、
このような者とみなしていただけます。
神様は私たちの面倒を実によく見てくださっているのです。
痛みや悲しみや苦悩や欠乏が私たちの上に重くのしかかるとき、
神様は私たちの
痛みを感謝に、
悲しみを喜びに、
苦悩を平安に、
欠乏を豊富さに
変えることができます。
「神様はあなたがたを世話してくださるのだから、
自分の心配事をすべて神様にゆだねなさい」
(「ペテロの第一の手紙」5章7節)。
人生での一番の心配事である「死」という問題もすでに解決されています。
イエス様が復活なさった後に残された空の墓は
死が取り去られたことを私たちに証しています。
命と朽ちないものとが福音を通して私たちのもとへ到来したのです。
イエス様を信じ続ける私たちは
今まで以上に困難な事柄にも向き合っていくことができるようになります。
「よくよく言っておきます。
もし人が私の言葉を守るならば、
その人は永遠に死を見ることがないでしょう」
(「ヨハネによる福音書」8章51節)。
救い主は、
私たちを御許に迎えて、
御自分がおられるところに私たちも一緒にいられるようにすると
約束してくださっています。
(祈り)主イエス様、
あなたが約束された全き喜びをどうか私たちにお与えください。
アーメン。
(関連聖句)「詩篇」100篇