「たった一つの命」
私たちは、私を遣わされたお方の御業を昼の間にしなければなりません。
夜が来ます。
すると誰も働けなくなります。
(「ヨハネによる福音書」9章4節)
イエス様にとって時は貴重なものでした。
すべての人間に関わる偉大な御業を成し遂げるために、
イエス様にはおよそ30年の時間しかなかったからです。
飼い葉桶でお生まれになった時から十字架で死なれる時に至るまでに、
イエス様は神様の御心を成就なさいました。
説教し、教え、苦しまれ、
すべての人間の救いのために死んでくださったのです。
「私は父の御業を行わなければならないのです」
とイエス様は言われました。
イエス様は与えられたすべての時間をまったく正しく使いきった後に
「成し遂げられた」
と言われました(「ヨハネによる福音書」19章30節より)。
やるべきことでやらずじまいになったことは何一つありませんでした。
救い主は私たちに対しても
「夜が来ます。すると誰も働けなくなります」
と言っておられます。
人生の今この時が最も大切な時です。
「今は恵みの時、今は救いの日です」
(「コリントの信徒への第二の手紙」6章2節より)。
今日という日は、
働き、祈り、御国を築くために私たちに与えられているものです。
こうして私たちは注意して正しく時を用いることになります。
私たちを愛してくださり
私たちのために御自分を犠牲にされたイエス様に向けて、
私たちに与えられているこの時間を用いて生きて行くことにしましょう。
(祈り)主よ、私たちが日々を
あなたがくださった賜物と使命として受け取ることを教えてください。
空虚なことに時間を無駄使いしないようにどうか私たちをお守りください。
「私たちに自分の日々を数えることを教えて、知恵の心を得させてください」
(「詩篇」90篇12節)。
(関連聖句)「コリントの信徒への第二の手紙」6章1~10節