「イエス様の御名」
あなたがたのすることはすべて、
言葉によってであれ、行いによってであれ、
このお方を通して父なる神様に感謝しつつ、
いっさいを主イエスの御名によって行いなさい。
(「コロサイの信徒への手紙」3章17節)
古代エジプトのある建築家について次のような逸話が伝わっています。
彼はファラオの命令により、
当時の慣習に反してファラオの名前をピラミッドに刻みました。
しかしその際、彼は自分の名前を石のくぼんだところに刻み、
その上をモルタルで埋めた後で、
表面にファラオの名前を刻印したのです。
歳月が流れモルタルが剥がれ落ちると、
ピラミッドの建築家の名前が保存されたまま見つかりました。
一方、ファラオの名前は消えて忘れ去られました。
時が経つと共に世の栄華は消え去ります。
今日非常に高価なものでも明日にはもはや同じ価値を有してはいません。
しかし、イエス様の御名は決して消え去ることがありません。
イエス様の御名において、私たちには罪の赦しと永遠の義があります。
その御名によって、私たちは罪と死と地獄の力とに勝利します。
主の御名は強固な城であり、
義とされた者はそこへと馳せ急ぎ、守っていただけるのです。
この御名を信仰しつつ私たちが行ったり言ったりすることは、
決して消え去ることがありません。
神様の子どもたちは、あらゆる行いにおいてイエス様のことを覚えます。
例えば
「イエス様はこのことについて何と言われるだろうか」、
「イエス様は私がどのように活動するのを望んでおられるのか」
というように。
私たちはイエス様の御名を決して軽んじたくはありません。
すべてをイエス様の御名において行いましょう。
このように生きるとき、私たちは真理の中を歩んでいるのです。
(祈り)イエス様、
あなたの御名において私たちがすべてを行うようになさってください。
イエス様、私たちの日も夜もあなたの祝福の中において守ってください。
あなたの聖なる御言葉がどうか私たちの道の導き手となりますように。
アーメン。
(関連聖句)「ヨハネによる福音書」15章7~12節