「赦し合っていますか?」
互いに忍び合いなさい。
もし誰かが誰かに対して責めるべき点があれば、赦し合いなさい。
主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたもそのようにしなさい。
(「コロサイの信徒への手紙」3章13節)
もしも神様が私たちの罪の報酬に応じて私たちに報復なさるとしたら、
一体どうなってしまうことでしょうか。
「主よ、あなたがもし幾多の不義に目を留められるなら、
主よ、誰がそれに耐えることができましょうか」(「詩篇」130篇3節)。
キリストの死のゆえに私たちには罪の赦しの報酬が与えられました。
それにより神様は赦しを与えてくださるのです。
キリストは私たちの身代わりに死なれることによって、
私たちのすべての罪のすべての罰を御自身に引き受けてくださいました。
そのおかげでいま私たちは
「私たちの罪を赦してください」と心安らかに祈ることができるのです。
神様からいただいた罪の赦しの結果として、
私たちもまた(隣り人のことを)心から赦したいと願うようになります。
主の祈りで
「我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ」
と祈るようにです。
復讐心や恨みは根こそぎ抜き去られていますか。
このようになるためには、
神様からいただける罪の赦しを一心に見つめるほかありません。
神様に対する私たちの罪過は、
私たちに対する(他の)人々のあらゆる罪過に比して
千倍もひどいものだからです。
赦された者として私たちも心から赦して忘れたいと願います。
(祈り)私たちの天の御父様、
私たちがあなたから赦していただけていることを
疑わずに祈ることができることを感謝します。
また、あなたからいただく罪の赦しが
決して条件付きのものではないことを感謝します。
あなたの御許にはいつも赦しがあります。
私たちも同じように互いに赦し合うことができるために助けてください。
アーメン。
(関連聖句)「創世記」33章1~16節