「あなたの心を守りなさい」
わが子よ、あなたの心を私に与え、あなたの目を私の道に注ぎなさい。
(「箴言」23章26節)
神様が人をごらんになるとき、
その人の身長や体格ではなく心に注目なさいます。
それゆえ、神様はエッサイの息子たちの中から
ダヴィデを御民の王として選ばれたのです。
「よく警戒して、あなたの心を守りなさい、
命はそこから流れ出るからです」(「箴言」4章23節)
と主は言われます。
不信仰な人間の心から悪い欲望と考えが出てきます。
それらから悪い行いやありとあらゆる不義の振る舞いが生じます。
「神様の子ども」の心が信仰において、
罪を帳消しにするキリストの血によってやましい良心を清められるとき、
聖霊様は心の中に清い考えや欲求や好ましい行動の火を点します。
それらは神様に喜んで受け入れていただける言葉と行いとなってあらわれます。
心を支配する者はその人を支配します。
福音を通して主の御声を聴き、福音の力によって主に心を開くとき、
主はその人の心に住みに来られます。
主はその人の心を死んだ行いから清めて、
活ける神様に仕えるようにしてくださいます。
私たちはこうして「神様のもの」になるのです。
このことのゆえに
「兄弟たちよ。
あなたがたのうちの誰も不信仰な悪い心をいだいて
活ける神様から離れ去ったりしないように気をつけなさい」
(「ヘブライの信徒への手紙」3章12節)
と言われているのです。
罪が依然として私たちの中に住んでいるのはたしかです。
しかし、私たちは自分が罪を行うのを追認はせず、罪と戦います。
私たちは「清めの泉」から罪の赦しによって力をいただきます。
(祈り)主よ、あなたの御霊の光を与え、私に清い心を形作ってください。
どうか私を恵みの冠で美しく飾り、真理において強めてください。アーメン。
(関連聖句)「ヨハネの第一の手紙」3章1~12節