「仕事仲間」
彼らは別の舟にいた仲間に助けに来るよう合図をしました。
(「ルカによる福音書」5章7節より)
漁師たちが仲間同士で協力して仕事をする様がここに描かれています。
それには大きな意味がありました。
ペテロの舟の上から岸にいる群衆に話しかけられた後、
イエス様は舟をさらに沖に出して網を放つようにお命じになりました。
弟子たちがその通りにしたところ、
おびただしい魚が入ってきて網が破れそうになりました。
この大漁はイエス様の行われた奇跡でした。
御自分に従ってきたゲネサレ湖の漁師たちに
イエス様は魚を取って集めるようにお命じになりました。
舟に乗っていた彼らは皆協力し合い、とれた魚は両方の舟を一杯にしました。
これが仲間と一緒に仕事をするということです。
神様の御国の仕事では、
同じ信仰と信条によって活かされている者同士が
一致協力して働くことが必要不可欠です。
もしも協力し合う仕事仲間がいなければ、
とれるはずのたくさんの魚も逃してしまいます。
この仕事では争いや嫉妬や自己中心さや私益の追求は禁物であり、
神様の御言葉への忠実さが必要とされます。
とれた魚はイエス様が与えてくださった祝福です。
心を一つにして福音の教えを信じ、
御言葉の網によって(人間という)魚をとる伝道の仕事を
皆で力を合わせて行っていこうではありませんか。
そうするときに、
イエス様は共におられてたくさんの魚をとれるように祝福を与えてくださいます。
主の御言葉はむなしく主の御許に戻ることがありません
(「イザヤ書」55章11節より)。
必要なのは御言葉への忠実さとよい仕事仲間です。
(祈り)イエス様、あなたなしでは私たちは何もできません。
あなたを通してのみ、私たちはすべてを行うことができます。
どうか私たちが心を一つに合わせて
あなたと共に仕事に打ち込めるように助けてください。
アーメン。
(関連聖句)「ルカによる福音書」5章1~7節