「神様の子どもたち」
愛する者たちよ、私たちは今や神様の子どもなのです。
(「ヨハネの第一の手紙」3章2節より)
「私はまったく価値のない存在だ。
私なんかいなくてもこの世界には関係ない。
誰も私のことを気にかけてくれない」
と感じたことが、ひょっとするとあなたにはあるかもしれません。
そのように考えるべきではありません。
どれほどの犠牲を払ってあなたが贖われたのかを思い起こしてください。
金でも銀でもなく、聖なる尊いキリストの血によって、あなたは贖われたのです。
キリストはあなたを聖なる洗礼を通して
御自分の子どもとして新たに生んでくださいました。
キリストはあなたのために天の御国の輝く栄光を用意なさっています。
「あなたがたは皆、キリスト・イエスにある信仰によって
神様の子どもなのです」(「ガラテアの信徒への手紙」3章26節)。
三位一体なる神様はあなたを抱きしめて
「あなたは私のものだよ」と言っておられます。
すべてが真っ暗になったように感じることも時にはあるでしょう。
しかし、
(洗礼を受けている)あなたが神様の子どもであるという事実は、
あなたが自分についてそれをいつどのように感じているかに応じて
変化するものではありません。
神様は次のように言われます、
「女がその乳のみ子を忘れて、
その胎の子を憐れまないようなことがありましょうか。
たとえ彼らが忘れるようなことがあっても、
私はあなたを忘れません」(「イザヤ書」49章15節)。
あなたは神様の子どもです。
家族の一員なのです。
家族の食卓にはあなたの分もちゃんと用意してあります。
着る物もあるし、
天の御父様の愛する子どもとしてあなたは完全な世話を受けられるのです。
子であるあなたは相続者、
神様の御国を継ぐ者、キリストと共に継ぐ者なのです。
(祈り)イエス様、
あなたは水と血を通して私にあなたの尊い賜物をくださいました。
あなたは洗礼を通して私を天の御父様の御許へ運んでくださいました。
私は御国を継ぐことを許されました。
私は天の子どもにされました。
イエス様の十字架の御業を通して
私は天の子どもたちのリストに加えられたのです。
(関連聖句)「マタイによる福音書」6章24~34節