「悪い友」
わが子よ、罪を行う者があなたを勧誘しても、それに従ってはなりません。
(「箴言」1章10節)
良い友もいれば悪い友もいます。
良い友は正しい道を歩む助けとなり、悪い友は間違った道に引き込みます。
ダヴィデ王の息子アムノンには悪い友がいました。
彼はアムノンが罪を犯すようにそそのかし、その罪は死をもたらしました
(「サムエル記下」13章)。
破滅の道に導く友がいます。
特に若者は、
自分をだめにするような悪い友人関係に巻き込まれる危険があります。
罪を犯すように誘惑され、
それに従ってしまうのです。
キリスト信仰者としての教育を家庭で受けた人にとっても、
悪い友人関係にすっかり魅了されてしまう場合があります。
人はそれに巻き込まれると、
良心が汚されて罪悪感を覚えます。
その人を愛している家族や友人は悲しみ、
その人自身も後悔の念に苛まれます。
神様の怒り、さらには永遠の地獄での苦しみがその人を待ち受けています。
どのような人と付き合うか、よく注意しましょう。
友情の真価は、
その友が天国への旅を助けてくれるかどうかによって
正しく評価することができます。
しかしまず何よりも、
イエス様と近しい関係を保って生きていきましょう。
正しいことをしっかり守って悪いことに反対する力を
イエス様は与えてくださいます。
イエス様の友情を失わないようにしましょう。
「もしも私が命じることをあなたがたが行うならば、あなたがたは私の友です」
また「私はあなたがたのことを友と呼びました」
とイエス様は言っておられます
(「ヨハネによる福音書」15章14~15節)。
イエス様は父なる神様の大いなる御心を私たちに啓示してくださいました。
イエス様への信仰を通して罪深い者は救われるのです。
(祈り)主よ、
清い心であなたに救いを叫び求める人々と共に
義と信仰と愛と平和を実践していけるように、
どうか私たちをお助けください。
(関連聖句)「ルカによる福音書」22章54~62節