使用人の祈り
愛する主なる神様、私はあなたに感謝します。
あなたは私に使用人という地位と仕事を与えてくださいました。
私はこの仕事があなたに喜んでいただけるものであり、
これを通して修道院の人たちよりも優れたやりかたで
あなたにお仕えできることを知っています。
あなたは人に「修道院に入れ」とは命じておられないからです。
私には神様の御命令として第四戒が与えられています。
それによれば、
私は父と母を敬い、
できるかぎり熱心に忠実に主人に仕え、
その生計を助けなければなりません。
それゆえ、私は
愛を込めて機嫌よくこの戒めに従いたいと思います。
主人の意に沿うように喜んで自分の仕事を行いたいと思います。
そして、神様が禁じておられることはやらないようにしたいと思います。
自分の主人に叱られても私は気にしません。
私の職務はあなたへの奉仕であり、あなたに喜ばれる生活なのですから。
私の贖い主なるイエス・キリストも、
ガリラヤのカナでの結婚式に参加した際に、
御自分の母親に仕えることを通して式を盛り立ててくださいました
(「ヨハネによる福音書」第2章)。
ということは、
私も「使用人」という職務の誉れとして、
喜んで何かを行い耐え忍ぶべきではないでしょうか。
それゆえ、
私はあなたの部屋で「子犬」と暮らすことになろうとも、
それを拒みたくはありません。
子犬なら、少なくとも地面に落ちるパンくずをいただくことができるからです
(「マルコによる福音書」7章24~30節)。
あなたは私に対して何の負債もありません。
私はあなたの恵みと憐れみの中に避けどころを求めます。
アーメン。