2014年10月1日水曜日

「ルターの祈りの本」 罪の赦しを受けることについて(その1)


罪の赦しを受けることについて(その1)


愛する神様、
私はあなたの御前で、自分が罪深い者であることを告白します。

あなたの十戒が私を、
まっすぐ地獄に追いやり、突き落とします。
しかし、
愛する福音は私に、
憐れみ深いあなたが、
本来なら滅ぶべき貧しい罪人を助けようと望まれ、
それを実現するために、キリストを通して御国を建てられた、
ということを教えてくれます。

福音によれば、
このことを知って信じるのが、最高の知恵なのです。
ですから、
私は今、ざんげと信仰告白をひとつの言葉にまとめます。

私は確かに罪深い者ですが、
神様は私に対して憐れみ深い方です。

私はあなたの敵ですが、
あなたは私の友です。

私は、自分の罪のゆえに、 
本来なら永遠の滅びの罰を受けるのが当然なのですが、
あなたは、私が滅びずに、救われて、
天の御国を継ぐ者とされることを望んでおいでです。

このことを私は知っています。
そうです。まさにそのように、あなたは望んでおられるのです。
あなたは、私がこのことを宣べ伝えるように計らってくださり、
また、私のためにお与えになった愛する御子のゆえに、
私がそう信じるよう、命じておられます。

アーメン。