2011年12月12日月曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 ハバクク書1章11節

 
このように彼ら(カルデア人)は風のようになぎ倒して通過します。
しかし、彼らは自分の力を神とみなす罪を犯しています。
(「ハバクク書」111節)

真理に敵対している連中は、
自分が成功を収め、義なる人々が苦難の中にいるのを見て、
実は神様がキリストや聖なる信仰者全員になさったようにして
義なる人々を彼ら敵対者の手に渡されたこともつゆ知らずに、
神様の子供たちをあざけり、こう言います、
「お前らのキリストは今どこにいる。
奴がお前らを助け出せるかどうか見ものだな」。
しかし、このような悪口は恐るべき結末を生みます。
彼らが自分で蜜を蒔いた場所から、苦いからし種が生えてくるからです。
彼らは神様やその裁きを恐れず、へりくだろうとしません。
それゆえ、神様は
彼らがそのまま自分の勝利と成功に酔いしれて
好き勝手に怒り狂うに任せられます。
そして、彼らがその賢さのせいで逆に愚かになるようにし、
罪にすっかり塗れて凝り固まるようになさいます。
しかし、時が来ると、神様は彼らに対して、
バビロニア人やユダヤ人などに対してと同じ態度をとられます。
「彼は神に頼った。今神が彼を救えばよい」、
とキリストに言い放った人々はどうなったでしょうか。
自分たちの神が勝利をもたらしたと、彼らは考えました。
しかし、その「神」は今どこにいますか。
キリストは今もキリストです。
ところが、彼らの偶像は塵と化し、砂漠の砂のように消えてしまいました。