2011年8月22日月曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 コリントの信徒への第一の手紙15章3~4節

私は、私自身も受けたこと(教え)を、最も大切なこととしてあなたたちに伝えました。
すなわち、キリストが、聖書に書いてある通りに、私たちの罪のために死なれたこと、そして、葬られたこと、聖書に書いてある通り、三日目によみがえられたことです。
(「コリントの信徒への第一の手紙」1534節)
  
ここで、パウロは、(旧約)聖書を最強の証拠として挙げつつ、聖書なしには正しい教えと信仰を保てないことを明示しています。
大切なのは書かれている御言葉、聖書です。
しかし、敵対者は「大切なのは聖書ではなく、霊だ」と主張し、「霊によって決まるのだ、御言葉は、死んだ文字に過ぎないのだから、命を与えるようなことはできっこない」などと言います。
しかし、私は言います。
もしも啓示された御言葉の中にとどまるつもりがないならば、霊について誇るのを止めなさい。
その霊はよい霊どころか、たちの悪い地獄の悪魔だからです。
聖霊様は、すべての知恵と助言とを御言葉に集めて、聖書の中に啓示してくださいました。
それは、誰も、自分の正しさを弁護できないようにし、自分の救いのために知っておくべきことを聖書以外から探求しないようにするためです。
神様の御子、私たちのために死んで復活してくださった、私たちの救い主イエス・キリスト、についての聖書の教えよりも上位にくるような優れた教えは、ひとつも存在しないのです。