2011年6月13日月曜日

「マルティン・ルターの旅のお弁当」 マタイによる福音書13章3節

「マルティン・ルターの宝石箱」につづいて、もうひとつのルターのテキストの抜粋集(「マルティン・ルターの旅のお弁当」という本の一部)をこれから紹介していきます。
 
  
イエス様は人々にたとえで多くのことを語られました。
(「マタイによる福音書」133節)

最良の説教者とは、キリストが人々を単純なたとえを用いて教えられたのと同じように、とても簡単に、ひねった表現を用いずに、長々と話さないで、いろいろな年齢の人たちに教えることができる人のことです。
最良の聴衆とは、喜んで御言葉を聞き、素直にそれを信じる人のことです。
たとえ彼らが弱い信仰の中にいるとしても、教え自体を疑ってはいけません。
彼らは救われるのだし、助けを得ることができます。
神様は私たちの弱さばかりではなく、たくさんの欠点をも忍んでおられるのです。
私たちがそれらを正直に告白し、十字架のもとへと避難し、罪の赦しの恵みを乞い、心を入れ替え、熱心に神様の御言葉を聴き、それを信じ、それに基づいて罪人の生活を正していくときには。