「最初の石を投げるのは誰か?」
あなたがたの中で罪のない者が、まず彼女に石を投げつけなさい。
(「ヨハネによる福音書」8章7節)
イエス様が罪を軽々しく扱ったことは一度もありません。
罪は律法を破ることであり、神様の御心に反抗することです。
些細にみえる罪も神様に対する違法行為です。
私たちは他の人たちの中にある罪のことは責め立てるくせに、
自分自身の中にある罪についてはそうしません。
他の人の罪を批判することによって、
神様と人々との前で自分のすばらしさを強調する場合さえあります。
私たちは罪を憎むべきです。
しかし、石を投げてはいけません。
そのようなことをするには、私たちはあまりにも罪深いからです。
神様の恵みの助けによって、まず自分の目の中から材木を取り除きましょう。
その後でようやく、兄弟姉妹の目の中から塵を取り除けるようになるからです
(「マタイによる福音書」7章5節)。
私たちは、イエス様の助けによって自分の罪から清められる時に、
隣り人たちが罪によって支配されたり罪のせいで裁かれたりすることから
救い出されるように愛をもって助けることの大切さを学びます。
イエス様はこう言われます、
「人を裁いてはいけません。
そうすれば、あなたがたも裁かれることがないでしょう。
また人を罪に定めてはいけません。
そうすれば、自分も罪に定められることがないでしょう。
赦してあげなさい。
そうすれば、あなたがたも赦されることになります」
(「ルカによる福音書」6章37節)。
(祈り)主イエス様、
罪が本当に重大事であると私たちがはっきりわかるように、
どうか教えてください。
私たちが自らの罪を悔い、信仰を通して、
あなたの尊い血における罪の赦しを自分のものとしていただけるように、
どうか助けてください。
あなたから憐れみをいただいた者として、
私たちもまた憐れみのわざを行っていけるように、
どうか助けてください。
私たちが、罪につまずいた人々を穏やかな態度で正す方法を、
そして自分が誘惑に巻き込まれないように警戒することを、
どうか教えてください。
アーメン。
(関連聖句)「ヨハネによる福音書」8章1~11節