「聖霊様」
私は御父にお願いしましょう。
そうすれば、御父は別に助け主を送って、
いつまでもあなたがたと共におらせてくださるでしょう。
それは真理の御霊です。
この世はこの方を見ないし知らないので、この方を受けることができません。
あなたがたはこの方を知っています。
なぜなら、この方はあなたがたと共におり、
またあなたがたのうちにおられるからです。
(「ヨハネによる福音書」14章16~17節)
もしも聖霊様が恵みのみわざを私たちの心の中で行ってくださらないのなら、
イエス様はむだに死なれたことになってしまいます。
御言葉と(洗礼と聖餐の)聖礼典を通して、
聖霊様は私たちの心の中の信仰を強め、
終わりまで私たちが信仰に留まるようにしてくださいます。
聖霊様なしには、
イエス様への信仰も、教会も、天の御国へ入る希望も存在しません。
イエス様への不信仰について、
また自らの行いによって神様との関係を修繕しようとする試みについて、
そしてすでに裁きを受けている暗闇の支配者に対して
依然として自分の義に頼りつつ従っていることについて、
聖霊様は御言葉を通してこの世を叱責しておられます。
聖霊様はイエス様を信じる人々に対して
律法や彼ら自身の良心の呵責から防御し、
悲しみの中にある時には慰め、
イエス様とその完全な救いのみわざのもたらす報いとを
日々はっきり示してくださっています。
イエス様を信じる人たちはこの世の霊を受けてはいません。
もちろん怯えながら生活させる奴隷の霊を受けてもいません。
そうではなく、
彼らは「アッバ(お父さん)」と叫ぶ子どもの霊を受けているのです。
私たちが神様の子どもであることを
御霊自ら私たちの霊と共に証しておられます
(「コリントの信徒への第一の手紙」2章12節、
「ローマの信徒への手紙」8章15~16節)。
御霊は弱っている私たちを助けてくださいます。
御霊を消さないようにしましょう。
御霊にあって燃えましょう。
苦悩の中でも忍耐強くありましょう。
祈ることを継続しましょう。
(祈り)聖霊様、どうか私の心にお住まいください。
そして私の人生を支配し導いてください。アーメン。
(関連聖句)「詩篇」139篇7~12節