「イエス様おひとり」
彼らが目をあげると、
イエス様おひとりのほかには誰も見当たりませんでした。
(「マタイによる福音書」17章8節)
正しい生き方とさいわいなる救いに満ちた死とにかかわる質問に
十全な答えを与えてくれる二つの言葉があります。
それは「イエス様」と「おひとり」です。
キリスト教信仰にはただ一つの中心があります。
それはただひとりのお方、イエス・キリストです。
このお方からの光が信仰全体に輝きを与えています。
ただひとつの生き方があり、
ただひとつの永遠の命への道があります。
天国の中に入れる門もひとつだけです。
(天国へと向かう)旅に携えるお弁当もひとつだけです。
暗闇を追い払う太陽もただひとつだけです。
信じて歩む旅人には希望の星がひとつだけあります。
この中心こそが「イエス様おひとり」なのです。
ここに、イエス様を信じるあらゆる時代の人々の集う場所があります。
あらゆる時に私たちが必要としているすべてのものはイエス様のうちにあります。
「私たち皆は、その方の満ち満ちているものの中から、
恵みの上にさらに恵みを増し加えたものをいただきました」
(「ヨハネによる福音書」1章16節)。
イエス様のうちに私たちの命はあります。
イエス様のうちに
私たちの義が、平和が、喜びが、希望が、光が、
知恵が、力が、栄光が、誇りが、聖化があります。
「天に(あなたのほかの)誰かを私はいただいているでしょうか。
地にはあなたのほかに私が慕うものはありません」
(「詩篇」73篇25節)。
時間の世界でも、永遠の世界でも、「イエス様おひとり」なのです。
(祈り)主よ、愛する御顔を私の方へと向けてください。
どうか私を投げ出さないで、あなたの恵みによって覆ってください。
イエス様、あなたは平和を与えてくださり、
天国の喜びへと運んでくださいます。
アーメン。
(関連聖句)「マタイによる福音書」17章1~9節