「石のように硬くなった心」
あなたがたの心をかたくなにしてはいけません。
(「ヘブライの信徒への手紙」3章8節より)
よい考えや決心は容易く崩れてだめになりがちです。
罪は時間が経つと心をかたくなにしていきます。
悪い考えはセメントのように固まってしまいます。
怒りと怨みは石のように硬く心の底に沈殿していきます。
軽率に欲望と戯れてはいけません。
たちまちのうちに欲望は良心を固くして、それに馴染ませてしまうからです。
「自分は正しい行いをしているから神様に認めてもらえる」
とすっかり思い込んで心をかたくなにしていたファリサイ人に対して、
イエス様は「わざわいなるかな」と叫ばれました。
もはや彼らには何も効き目がありませんでした。
イエス様の恵みの御言葉も、愛も、復活さえも。
「ヘブライの信徒への手紙」は
信仰者が心をかたくなにしないようにと警告しています。
心を傷つけあったり、誤解したり、他の人が嫌になったりしたのなら、
それを毎日元通りに直していかなければなりません。
私たちには罪の赦しを神様からいただく必要があります。
また、家庭では互いに赦し合うことも必要です。
私たちは主イエス様の尊い十字架の御業を通して洗い聖められた
「聖徒」なのです。
それゆえ、私たちは自らの罪を日々悔い改め、
イエス様の死と復活が自分たちのためでもあったことを信じ、
罪の赦しの恵みを賜った主に栄光を帰し、感謝し、
聖徒としてふさわしい生きかたをしていきましょう。
(祈り)聖霊様、
私の中で固くなりつつある罪をどうかひとつひとつ崩してください。
喜びと平和の御霊よ、私があなたを悲しませないように守ってください。
主イエス・キリストを通して
あなたの御声をきちんと聴き取ることができるように、
また、信仰の中に留まって天の御国へと入れるように、
どうか私を守ってください。アーメン。
(関連聖句)「詩篇95篇」