「私たちには負債があります」
ギリシア人にもギリシア人以外の者に対しても、
賢い者にも無知な者に対しても、
私には負債があります。
(「ローマの信徒への手紙」1章14節)
負債は重くのしかかってきます。
人はそれを支払い終えるために全力を尽くすものです。
パウロは自分がすべての人に対して負債を抱えていると感じていました。
神様は彼に対して大いなる御業を行われました。
パウロは自分が受けた善を他のすべての人とも分かち合いたいと思いました。
彼は「私たちの主の恵みはこの上なく豊かです」と言った後に、
「私が憐れみをいただいたのは、
キリスト・イエスがまず私に対してあらゆる忍耐を示し、
そして、これからイエス様を信じて永遠の命を受ける人々の模範に
私がなるためです」(「テモテへの第一の手紙」1章14、16節より)
と話を続けました。
パウロには今イエス様がおられます。
イエス様はすべての人の必要を十分に満たし、歪んだ関係を正し、
人を恐れから解放して全き安全の中へと導かれます。
パウロは非常に困難な状況の中でイエス様に栄光を帰しました。
彼は十字架にかかったこの御方のみを知ろうとしました。
救いをイエス様への信仰を通して理解するとき、
私たちもまた負債を抱える者になります。
神様の御子をいただいている人は命を得ていますが、
イエス様を信じない者は命をもっていません。
私たちはイエス様を通してあがなわれ、罪を赦していただいています。
そして、このことをすべての人に告げるという負債を負っているのです。
あなたは今日この自分の負債を返していくために何かしたでしょうか。
(祈り)主よ、私たちが自分の負債を思い起こして
それを熱心に返済していくことができるように、どうか助けてください。
キリストのゆえに私の罪の負債がすでに免除されていることを感謝いたします。
アーメン。
(関連聖句)「コリントの信徒への第一の手紙」9章16~23節