2019年7月23日火曜日

「力なき者に力を」「マタイによる福音書」11章28節「イエス様の御許に来なさい」

「イエス様の御許に来なさい」

労苦し、重荷を負っている者は皆、私のもとに来なさい。
あなたがたを休ませてあげます。
(「マタイによる福音書」1128節)

「来なさい」は優しい言葉です。
母親が小さい子どもに「来なさい」と言うと、
その子は大急ぎで駆けてきて、お母さんにだっこしてもらいます。

洗礼と信仰を通して、私たちは神様の愛する子どもになります。
イエス様は迷子を探し出し、見つけてくださいました。
自分の罪を悔いる者なら誰であれ、イエス様は受け入れてくださいます。
イエス様の御許には罪の赦しがあるからです。
イエス様は、苦しみ疲れた人を全員、受け入れてくださいます。
「私のもとに来る者を、私は外に追い出しません」とイエス様は言われます
(「ヨハネによる福音書」637節より)。

イエス様の優しい声は「来なさい」と言っています。
イエス様はあなたのことを愛しています。
あなたのためにイエス様は人となられ、
十字架の死にいたるまで苦しみを受けられました。
あなたが活きるためにイエス様は死なれたのです。
「労苦し、重荷を負っている人よ、来なさい。
自分の重荷と嘆きと恐れをたずさえて、私のもとに来なさい。
私はあなたの重荷を担う者だからです」。

イエス様は「来なさい」と言われています。
イエス様は罪を赦してくださいます。
良心に平安をくださいます。
新しい生活を始める力をくださいます。
イエス様がくださる重荷は軽く、くびきは負いやすいからです
(「マタイによる福音書」1130節)。

イエス様の恵みの招待は、すでに信仰を生んでいます。
その信仰にあって、私たちはイエス様の御許へと来ます。
信仰が「目に見えるもの」に変わるまで
(すなわち、信仰の内容を実際に見ることができる天の御国に行く時まで)、
私たちはイエス様の御許に留まりつづけます。
こうして、私たちはいつも主と共にいることができるようになります。
 
(祈り)イエス様、あなたが私をありのままで受け入れて、
私の魂を休ませてくださることを感謝します。アーメン。
(関連聖句)「ルカによる福音書」141624