2018年2月1日木曜日

マルティン・ルター「活きるために」「フィリピの信徒への手紙」2章5~8節(その3)

キリスト・イエスの心と同じ心をあなたがたも持ちなさい。
キリストは神様のかたちの中にありながらも、
神様と等しいものであることに固執せず、
御自分を空しくして、奴隷のかたちをとられました。(中略)
キリストは御自分をへりくだらせて、
死にいたるまで、十字架の死にいたるまで従順であられました。
(「フィリピの信徒への手紙」258節)(その3)

「キリストを信じること」とは、
「キリストをいただいている人は、
御父、すべての恵み、神様からの賜物、そして永遠の命をいただいている」、
と確信することにほかなりません。

私は確約しますが、
あなたはキリストを信じる 時に、
あらゆる恵みと義と平和と自由とをいただけます。
信じるなら、本当にいただけるし、
信じないなら、いただけません。

キリストを主としていただいている
キリスト信仰者をおびえあがらせるものは、
この世の中には何も存在しません。
罪にはそれはできません。
キリストが私たちの罪を身代わりに引き受けてくださったことを、
私たちは知っているからです。
死にもそれはできません。
キリストが死に打ち勝ってくださったからです。


信仰を通して、キリストは私たちのうちにおられます。
しかも、私たちと一体になっておられるのです。