2017年10月20日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「ローマの信徒への手紙」1章16~17節より(その1)

私は福音を恥じません。
福音は、
信じる者たち皆にとっては、
救いとなる神様の力だからです。
(中略)なぜなら、
そこに神様の義が、
信仰から信仰へと明らかにされているからです。
(「ローマの信徒への手紙」11617節より)(その1)


信仰とは偉大なことです。
信仰の影響力、働き、強さ、支配力を十分によく把握することは
決して誰にもできることではありません。
信仰には不可能なことも困難なこともありません。
信仰は主の大いなるみわざです。
信じる者は「主人」の立場にあります。
信じる者は、たとえ死んでも必ず再び生きるようになります。
貧しい者は、必ず再び豊かになります。
病気の者は、必ず再び健康になります。

信仰とは、
たんに信仰について話したり御言葉を説明したりすることではなく、
心から御言葉を信頼して、
試練や死の危険や迫害の只中にあっても、
人間たちや死や悪魔に対抗して次のように言えることです、
「よし!ここに(御言葉による)約束がある。
私はこの約束の中に留まり、
身体と命、財産と栄誉、そして私の持っている一切のものを、
この約束にゆだねる」。