2016年12月12日月曜日

マルティン・ルター「活きるために」「コリントの信徒への第一の手紙」13章4~7節)(その3)

愛は忍耐強く、愛は優しい。
愛は嫉妬せず、自慢せず、
いばらず、粗暴にならず、
自己の利益を求めず、悪意を抱かず、
害悪を根に持たず、不義を喜びません。
しかし、愛は真理を喜びます。
愛はすべてを覆い、すべてを信じ、
すべてを望み、すべてを耐えます。 
(「コリントの信徒への第一の手紙」1347節)(その3)

結局のところ、
隣り人に対してあなたの愛をはっきり示すことよりも
立派な生き方はほかにありません。
隣り人は、
悪魔でも、獅子でも、熊でも、
狼でも、石でも、木でもなく、
あなたと同じく神様が造られた人間なのです。

この世の中で隣り人ほど、
愉快で、好ましく、役に立ち、
善意があって、安全で、必要な存在はありません。

隣り人は、他の人々と仲良く付き合っていくために造られています。
それゆえ、私たちの主なる神様は、
お造りになった世界の中では、
隣り人をおいて何か他のもののほうを
より深く愛すべきいわれはないことを
私たちに教えてくださるのです。