2016年12月7日水曜日

マルティン・ルター「活きるために」「コリントの信徒への第一の手紙」13章4~7節(その2)

愛は忍耐強く、愛は優しい。
愛は嫉妬せず、自慢せず、いばらず、
粗暴にならず、自己の利益を求めず、
悪意を抱かず、害悪を根に持たず、
不義を喜びません。
しかし、愛は真理を喜びます。
愛はすべてを覆い、すべてを信じ、
すべてを望み、すべてを耐えます。 
(「コリントの信徒への第一の手紙」1347節)
  

どのように隣り人を愛するべきかについて
明確な模範例を知りたい場合には、
あなたが自分自身をどのように愛しているか、
よく自分の胸に手を当てて考えてごらんなさい。
そうすれば、
あなたは自分を愛しく思うあまり、
苦しいときや貧しいときには、
人間からばかりか動物からさえも善意の援助を期待している自分に
きっと気がつくことでしょう。

隣り人を愛するために本を読んで勉強する必要などありません。
自分の心の中に最良の本があるからです。
その本にはどんな律法もあなたに決して教えることができないことが
すべて書かれていることに、あなたは気がつくことでしょう。