2015年4月29日水曜日

「ルターの祈りの本」 悲しみに押しつぶされそうなときに(その1)


悲しみに押しつぶされそうなときに(その1)

愛する神様、
あなたが私を造ってくださいました。
あなたが私に十字架と苦しみを送り、
「私のためにわずかばかり苦しみを受けなさい。
そのことについて私はあなたに報酬を与えます」
と言っておられます。
愛する主よ、
喜んで私はそういたします。
あなたがそう望まれているのですから、
私も心からそのように行いたいと思います。


愛する主よ、
遠慮せずに私を鞭で打ってください。
残念ですが、私がそのように扱われるのは当然なのです。
でも、どうかその鞭は、
あなたが愛してくださっている子どもたち全員を躾ける
「父親の鞭」であってください。
罪を犯した者たちが懲らしめを受けない場合には、
彼らはあなたの子どもではなく私生児だ、
ということになります。
それゆえ、義なる裁き主よ、
どうか私たちを速やかに様々なやり方で打ってください。
あなたは憐れみ深い父親でもあります。
天の父としての神様の心を私たち以外の方に向けることなく、
私たちを懲らしめてください。
私たちがこの世でも天上の世界でも永遠に感謝し賛美するためです。

アーメン。