2025年11月13日木曜日

「力なき者に力を」「詩篇」36篇8節「このお方の守りの中で」

「このお方の守りの中で」

神様、あなたの憐れみはいかに尊いことでしょう。

人の子らはあなたの翼のかげに避け所を得ます。

(「詩篇」368節)

 

私たちは不平を言うのに慣れすぎています。

感謝の心を持って一日を過ごすのは稀です。

自分に何が欠けているかばかりを考えて、

毎日いただいている恵みと祝福のありがたみを忘れています。

心の安らぎのない時には、

神様が私たちに必要な日用の糧のすべてを満たしてくださっていることを

思い起こしません。

イエス様が十字架の死によって

私たちを罪と死からあがなってくださったことも忘れています。

 

日々、私たちは罪の赦しを受け取ることが許されており、

恐れを抱かずに、天の御父様の御前でゆったりくつろいでよいのです。

 

神様は私たちを御自分の翼のかげに覆い隠されることで毎日守っておられます。

このことについて私たちは感謝するべきです。

 

せわしないこの世で、毎時、毎瞬、私たちは危険にさらされ続けています。

たとえ朝に家を出る時には健康であった場合でも、

その同じ夜には体が不自由になっていたり、

あるいは死んでしまったりするかもしれないことを

私たちは知る由もないからです。

 

私たちは神様に完全に依存して生きています。

私たちはこのお方を信頼していますか。

御自身の愛する御子のゆえに、

私たちは「このお方のもの」とされています。

このお方は私たちを

御子の尊い血によって買い取られた者として扱っておられます。

神様は私たちのことをこれまでも実によく面倒を見てこられたのですから、

終わりまで私たちの世話をしてくださることでしょう。

 

神様のお許しがないままに私たちの上に起こる出来事は何もありません。

神様は御自分を愛する者たちと共に働いて

万事を彼らの益となるようにしてくださるのです

(「ローマの信徒への手紙」828節より)。

 

(祈り)

私の魂よ、主に感謝しなさい。

私の内なるすべてのものよ、その聖なる御名に感謝しなさい。

私の魂よ、主に感謝しなさい。

そのすべての善き御業を忘れてはいけません。

主はあなたのすべての不義を赦し、

あなたのすべての病を癒してくださるのです。

(「詩篇」10313節)

(関連聖句)「詩篇」91