「多数意見に従うのですか?」
先生、群衆があなたを取り囲んで、ひしめき合っているのです。
(「ルカによる福音書」8章45節)
約束の地の境界にたどり着いたイスラエルの民は怖気づき、
その地を征服するのはとうてい無理だと諦めてしまいました。
しかし、ヨシュアとカレブの二人だけは勇気を持ち続け、
神様を信頼するようイスラエルの民を励ましました。
彼らはあえて少数派に留まる勇気を持っていたのです。
このような人々が必要とされています。
教会の指導者や会員の多くが
神様の御言葉に基づく信念をしっかり保てなくなると、
教会は甚大な被害を蒙ることになるからです。
群集の動向が注目されるときこそ、
キリスト信仰者としての真の正直さが試されます。
時代の流れ、一般の意見、あからさまな圧力などが、
時にはキリスト信仰者さえも引きずり込む場合があります。
その結果、その人は信仰の確信が損なわれたり、
間違っているとわかっていることを言ったり行ったりするようになります。
イエス様はこの世に勝利なさいました。
私たちをこの世から呼び出して、御自分の勝利の行進に加えてくださったのです。
「あなたがたはこの世の基準に自分を合わせてはなりません。
むしろ、心の一新によって変えられて、
何が神様の御旨か、何が善か、神様に喜ばれることか、全きことか
を究めるべきです」
(「ローマの信徒への手紙」12章2節)。
この世の潮流が私たちに神様の御旨に反することを行わせようとする場合には、
それに倣ってはなりません。
なぜなら、
大いなる艱難をくぐってきた白い衣の大群衆の中に
私たちは立ちたいと願っているからです。
(祈り)主イエス様、
私たちがあなたと御言葉に対して忠実であるように助けてください。
そうすることで多くの艱難に遭うことになる場合にも
忠実さを貫けるように助けてください。
あなたの血と証の御言葉とによって私たちが勝利できるように助けてください。
アーメン。
(関連聖句)「民数記」13章31~34節