2019年4月10日水曜日

「力なき者に力を」「ルカによる福音書」24章32節より「燃える心」

「燃える心」

旅の途中、
あの方が私たちに話してくださっていた間、
また聖書を私たちに説き明かしてくださっていた間、
私たちの心は私たちのうちでずっと燃えていたではないですか。
(「ルカによる福音書」2432節より)

キリスト信仰者は皆、信仰が試される辛い時期を経験します。
そのような時には、
イエス様が復活されたイースターの日の夕方に
エマオへの道を急いでいた二人の弟子たちのことを思い出すのがよいでしょう。

イエス様が聖書全体にわたって御自分について書いてあることを
二人の弟子に説き明かされた時に、
弟子たちはそれまで彼らがとらわれていた暗い気持ちが
根拠のないものであることに気がつきました。
メシア(すなわちキリスト)が死の受難を受け復活することを
旧約聖書の預言者たちがすでに予言していたことを知って、
彼らは心の平安を取り戻し、
信仰に基づく希望を快活に保つことができるようになりました。
「旅の途中、あの方が、私たちに話してくださっていた間、
また聖書を私たちに説き明かしてくださっていた間、
私たちの心は私たちのうちでずっと燃えていたではないですか」
と彼らは語り合いました。
 
キリストについての福音を聴いたり、
神様の御言葉を読んだりする時に、
私たちの心は燃え上がり、
イエス様が共にいてくださることを実感します。
私たちはこのような瞬間を慕い求めています。
なぜなら、イエス様は次のように約束なさっているからです、
「二人または三人が私の名によって集まっているところには、
私もその只中にいます」
(「マタイによる福音書」1820節)。

イエス様がこのように話しかけてくださっているのですから、
私たちも大胆な信仰、燃える愛、喜びの希望を持とうではありませんか。
活きた信仰を与えるキリストの福音に喜んで耳を傾け、
他の人にもそれを宣べ伝えていこうではありませんか。

(祈り)
イエス様、私たちが愛し信じることができるように、
どうか私たちと共に歩んでください。
戦いの只中でも勇気を与えてください。
私たちの希望はあなたのうちに安らぎを見出します。
イエス様が共にいてくださるので、夜もまた昼のようです。アーメン。
(「マタイによる福音書」6118節)