主よ、
あなたの恵みは天にあり、
あなたの忠実さは雲に届きます。(中略)
あなたの御許には命の泉があり、
あなたの光の中で私たちは光を見るからです。
(「詩篇」36篇6、10節)(その1)
命よりも良く、貴く、好ましいものが他にあるでしょうか。
命を救い守るためには、
よく知られた詩の一節にあるように、
火も鉄も恐れてはなりません。
お金や宝石、富や全世界の栄光も、命とは比べ物になりません。
命は神様からのよき賜物です。
しかし、命はとても短く、死によって断たれてしまうので、
私たちがあらゆる身の上の不幸を嘆くのは当然ともいえます。
生来、人間には皆、
より長く生きたいという希望が植えつけられています。
より長く生きたいという希望が植えつけられています。
それゆえ、人は、
あたかも自分が永遠に生きるつもりであるかのように、
あたかも自分が永遠に生きるつもりであるかのように、
いろいろ労苦したり思考をめぐらしたりするようになるのです。
彼らは考えの中では自分の命を永遠の命と見立てています。
しかし、死は最も近しい隣人として、
いつも彼らのすぐそば(直訳では「足のかかと」)に控えています。