2015年8月21日金曜日

「ルターの祈りの本」 説教職について(その3)


説教職について(その3) 


主なる神様、
あなたは私を牧師として教会に派遣されました。
この責任が重く骨の折れる職務を正しく果たすために
私がどれほど力量不足であるか、あなたは御存知です。
あなたの助言がなかったならば、
私はとっくの昔にすっかりだめになっていたことでしょう。

それゆえ、私はあなたに助けを求めます。
私は喜んで自分の口や心を牧師の職務にさしだしてゆだねます。
私は人々を教えたいのです。
また自分でも学びつづけ、
あなたの御言葉と付き合いつづけ、
熱心にそれを研究したいのです。
私をあなたの武器として用いてください。

しかし主よ、どうか私をひとりぼっちにはしないでください。
なぜなら、ひとりで牧師の仕事をしなければならない場合には、
いともたやすくすべてをすっかりだいなしにしてしまうでしょうから。