「私たちの国籍」
ですから、あなたがたはもはや異国人でも宿り人でもなく、
聖徒たちと同じ国籍の者であり、神様の家族の一員なのです。
(「エフェソの信徒への手紙」2章19節)
国籍は大切な事柄です。
この世での国籍と祖国は私たちに一時的に与えられているものです。
私たちはこの人生においては異国人であり宿り人だからです。
国籍の問題は神様の御国においては事情が異なります。
そこではキリストが永遠に支配しておられます。
聖なる洗礼を通して私たちはこの御国の国民になります。
私たちはイエス・キリストの尊い血によって
罪と死と悪魔の支配とから買い戻され、解放されたのです。
この方を通して私たちには天の御父様との絆があり、
キリスト信仰者同士にも絆ができます。
この天の御国において私たちは神様の御言葉に聴き従います。
神様と隣り人とを愛します。
この国籍と絆とは死でさえも私たちから奪い去ることができないものです。
私たちの王は最後の日に
「私の父から祝福される者たちよ、来なさい。
この世の基が置かれた時以来あなたがたに用意されてきた御国を
「自分のもの」として所有しなさい」
と言ってくださいます。
(祈り)
愛する主イエス様、
私があなたに導かれて旅に出て、
またあなたに導かれて旅を終えるようになるために、
あなたの死のゆえに洗礼において始められたあなたのみわざを
どうか成し遂げてください。
アーメン。
(関連聖句)「ローマの信徒への手紙」13章