「あなたはひとりではありません」
私はあなたがたを捨てて孤児にはしません。
あなたがたのところに帰って来ます。
(「ヨハネによる福音書」14章18節)
この世には孤独な人が大勢います。
大群衆の中にいると、ひときわ孤独感が強まります。
都会には誰からも相手にされない人たちがいます。
死の恐怖が孤独を生みます。
罪を犯した者はしばしば非常に孤独です。
周囲の人々から避けられるようになる場合にはいっそうそうなります。
試練や重責から来る孤独もあります。
結局のところ、神様と共に歩まない人は誰であれ孤独なのです。
イエス様も荒野で試みを受けられた時に孤独を経験なさいました。
ゲッセマネの園でイエス様はたったひとりで苦闘されました。
しかし、イエス様は弟子たちに
「私はあなたがたを捨てて孤児にはしません」
とたしかに約束してくださいました。
イエス様はゴルゴタで神様に見捨てられた時に
最悪の孤独を実際に体験することになりました。
その時にイエス様はたったひとりで世の罪を担われました。
まさにそのおかげで
私たちはどんな時でも孤独に捨ておかれなくて済むのです。
私たちは「イエス様のもの」として、
イエス様のそばにいることが許されているからです。
今、イエス様は「御自分のもの」である人々と共に
世の終わりまでいてくださいます。
イエス様は御言葉と聖礼典の中に本当に存在しておられます。
たとえ私たちが日常で孤独を感じている場合であっても、これはたしかなのです。
私たちは試みを受ける時、ひとりではありません。
自分の重荷を担う時にも、ひとりではありません。
ですから、悲しみのせいで泣いたりもしません。
病の床にある時も、ひとりではありません。
死の瞬間でさえも、イエス様はあなたと共にいて、
あなたを御許に引き寄せてくださいます。
そうしてあなたはイエス様がおられるところに
いつでもいることができるようになります。
(祈り)主イエス様、
あなたが私たちと共に日々いてくださることを感謝します。
あなたに頼りきって目的地に着けるように、
どうか私たちに話しかけ、私たちを支えてください。アーメン。
(関連聖句)「ヨハネによる福音書」14章16~19節