「神様と共に二人きりで」
祈る時は自分の部屋に入り、戸を閉じて、
隠れておられるあなたの御父様に祈りなさい。
(「マタイによる福音書」6章6節より)
これは最愛の友の助言です。
イエス様は絶えずこのように実行なさったのです。
御父様と二人きりになって祈るために、
イエス様は弟子たちから身をお隠しになりました。
私たちの主は十字架の死にいたるまで
御父様の御旨に忠実を貫く力を得たのです。
今、イエス様は御自分に従う者たちに対しても
「祈る時は自分の部屋に入り、戸を閉じて、
隠れておられるあなたの御父様に祈りなさい」
と言っておられます。
あなたも神様と二人きりになれる場所を探してください。
たぶんあなたは自然の中で一人きりになれるでしょう。
自然を造られたお方があなたに耳を傾けてくださいます。
海辺でもあなたは神様と二人だけになれます。
神様は海を支配なさっていることを思い起こしてください。
また神様が私たちの罪を海の奥底に投げ込んでくださることを覚えましょう。
山に行って孤独の中に分け入りましょう。
山から「上」から助けが来ると
私たちに約束されていることを思い起こしましょう。
モーセと共に山に登り、約束の地を眺めてください。
毎日、部屋の戸を閉める時をもってください。
隠れておられる御父様はあなたに報いてくださいます。
あなたの周りには敵が多く、あなたには困難な任務と重い責任があります。
まさしくそれゆえに、神様と共に二人で過ごす時を毎日もつ必要があるのです。
神様が私たちに御言葉を通して語られ、
私たちが神様に祈りを通して心を打ち明ける時に、
この絆はいっそう深まります。
神様はイエス様のゆえに私たちを愛し赦してくださる御父様なのです。
(祈り)天の御父様、
いつでもあなたは私たちが祈ること以上のものを
喜んで与えてくださっています。
私たちが勇気をもって足繁く恵みの御座に通うことができるように、
どうか助けてください。アーメン。
(関連聖書)「マタイによる福音書」6章5~13節