2017年2月13日月曜日

マルティン・ルター「活きるために」「ペテロの第一の手紙」4章10~11節(その3)

各自、
与えられた恵みの賜物を用いることによって、
互いに仕え合いなさい。
(中略)それにより、
すべてにおいて神様がイエス・キリストを通して
栄光を受けられるようになるためです。
神様に栄光と御力とが永遠にありますように。アーメン。
(「ペテロの第一の手紙」41011節)
 

あらゆる賜物(才能)や徳に恵まれ、
職務をすべてそつなくこなすような人は誰もいません。
キリストを信じる者には皆、
必ず何かしら落ち度があります。
それゆえ、
神様は皆が互いに仕え合うように物事を定められたのです。
どのメンバーも自分ひとりでは、
すべてをきちんと行うことができません。

目も、それを開けない限りは見ることができません。
お腹も、口が食べ物を入れない限りはそれを消化することができません。
足も、自分だけでは歩き出すことができません、等々。

それぞれの部分は互いに仕え合っています。
なかでも一番目立たない部分が、
実は一番大切なものなのです。
これと同じことが、
キリストを信じる人々についても言えます。