2025年4月11日金曜日

「力なき者に力を」「ローマの信徒への手紙」8章28節「迂回路」

「迂回路」

神様は、神様を愛する者たち、

すなわち、御計画に従って召された者たちに働きかけて、

すべてが共に益となるようにしてくださることを、私たちは知っています。

(「ローマの信徒への手紙」828節)

 

幹線道路を車で走っていると、

時おり前方には迂回路へ誘導する標識が目に留まります。

工事中のため、

今までのまっすぐの道から脇の道へ入らなければならないのです。

しばらく迂回路を行くと、再び大きな道のところに出ます。

迂回する道路の状態に合わせて、

一時的に車のスピードを落とさなければなりません。

 

人生の迂回路の例としては

病気や逆境や損失などを挙げることができるでしょう。


人生のスピードが落ち、

ひょっとしたら自分は間違った道に迷い込んだのか、

今来た道を逆戻りしなければならないのか、

といったことを考える時間も与えられます。


このような後戻りがイエス様への信仰につながっていく場合には

「悔い改め」と呼ばれます。

 

イエス様を通して、私たちは再び恵みと罪の赦しをいただきます。

私たちは神様なしで、神様に感謝もせず、

呑気に自分の選んだ幹線道路を走っていたのです。

ところが、

神様が私たちへの賜物をしばらくの間取り去られたおかげで、

私たちはそれらの賜物の大切さにようやく気付くことができるのです。

 

天国へと導いてくれる唯一の正しい道を歩み続けるために、

このような迂回路は必要です。

この道は、主イエス様御自身です。


私たちが自分のために生きず、自分の義に頼らず、

罪人としてキリストの義に避けどころを求める時、

私たちはこの道を歩んでいるのです。

 

迂回路は大きな祝福となる場合があります。

神様は、神様を愛する者たちに働きかけて、

すべてが共に益となるようにしてくださるからです。

 

(祈り)私の愛する主よ、

私が人生の歩みをのろくする迂回路に入り込んだ時にも、

あなたの導きの御手を信仰の目を通して見ることができるように助けてください。

あなたの大いなる恵みのゆえに、

天の実家にたどり着くまで私の歩みを導いてください。アーメン。

(関連聖句)「ローマの信徒への手紙」917

2025年4月4日金曜日

「力なき者に力を」「列王記下」6章16節「天使による警護」

「天使による警護」

「私たちと共にいる者は彼らと共にいる者よりも多いのだから、

恐れることはない。」とエリシャは言いました。

(「列王記下」616節)

 

神様は御意思を多くのやりかたで実現なさいます。

目に見えない世界で、神様は天使たちを用いられます。

「主に属する者たち」のために神様の御意思を実行していく

天使たちの実例が聖書にはたくさんあります。

 

偶像の前にひざまずかなかった三人の若者と一緒に火の燃える炉の中に、

天使たちはいました。


勇気を持って信仰を公に言い表したダニエルが投げ入れられた洞穴で、

天使たちは獅子たちの口を封じました。


イエス様がベツレヘムでお生まれになったときに、

天使たちは福音を羊飼いたちに伝えました。

 

預言者エリシャの従者は、

ドタンで敵が町をすっかり取り囲んでいるのを見ておびえてしまいました。

その時エリシャは

神様がこの従者の目を開いてくださるようにと祈りました。

すると、

この従者は天使の大群が彼らを守っていることを見ました。

 

もしもこのような目で霊の世界を見ることができるのなら、

この神様の御言葉が今でも日々実現していることがわかるでしょう。

「これは主があなたのために天使たちに命じて、

あなたの歩むすべての道であなたを守るようにしてくださるからです」

(「詩篇」9111節)。

 

(祈り)主よ、

このようにあなたは今までも御自分の子どもたちを守ってこられました。

そして、彼らから悪の火矢を斥けてくださいました。

危険の只中で旅を続ける私を、

どうか今日も天使の一群によってお守りください。

アーメン。

(関連聖句)「ダニエル記」61028