2017年1月20日金曜日

マルティン・ルター「活きるために」「詩篇」127篇3節、「コロサイの信徒への手紙」3章20~21節(その3)

御覧なさい、
子どもは主からの相続財産です。
胎の実は報酬です。
(「詩篇」1273節)
 
子どもたち、
すべてに関して親に従順でありなさい。
それは主にあって御心に適うことだからです。
父親たち、
子どもたちをいらだたせてはいけません。
彼らがいじけないようにするためです。
(「コロサイの信徒への手紙」32021節)(その3) 

たとえ子どもたちが感謝の心をもたない場合でも、
親は彼らの最善を考えて行動する努力を怠ってはなりません。


子どものうちに、神様の全能と知恵と技能があらわれています。
神様は子どもを何もないところから造られたのです。
一年の間に神様は子どもに、
体と命と肢体全部を素晴らしく精巧に可愛らしく形作ってお与えになりました。
そして、これからも子どもを養い育ててくださるのです。
ところが、私たちはこのことに十分気をとめず、
自分の道を勝手に歩んでいます。
私たちは神様からのそのような賜物(子ども)に対して
盲目で貪欲になってしまう場合があります。

(中略)赤ちゃんにも、
すでにこの世に生まれる前からその子に定められたささやかな役割、
すなわち、その子がどのようなもの(才能など)をもっていて、
大きくなったら何になるはずかということがちゃんと用意されていることを、
私たちは知らないのです。